是日々酔どれ帳~今日も満腹、ああシアワセ~

食べること、呑むことが大好きな管理人が 美味しいもの、美味しいお店、そしてたまーに真面目なあれこれをつづります。

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秋月
Name:秋月
秋月
食べることと呑むことが生きがいの未来の職人。一年前、いろいろあれこれあった末、親指の腱鞘炎と診断される。持病は腱鞘炎と肩こり。
マッサージ行く度に「頭痛くなりませんか?」「気の毒になっちゃいますよ~」って言われる20代。


☆よく聴く音楽☆
Mr.childrenのあれこれ・・・最近だと 渇いたkiss ファスナーとか好き。
THE YELLOW MONKEYのあれこれ・・・楽園とかね。吉井ロビンソンさんのも好き。


☆愛する本達☆
基本的に渋好みかも(笑)
池波正太郎さんとか、柴田錬三郎さんとか・・・高校~大学時代に散々読んだなぁ。ぉまいは幾つだよw
菊地秀行さん「魔界都市ブルース①~⑨」←古いもの程面白い(笑)最近のはイ                    マイチw
福田恒存さんの著作、森茉莉さんのエッセイ、などなど。
最近頭使うの面倒くさくて、エッセイばっかり読んでますな。





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2005.12.04 Sun某Aさんの記事を読んで

某Aさんのサイトから。
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キリマンジャロは最高6007㍍、雪に覆われた山で、アフリカの最高峰と言われている。
その西の山頂は、マサイ語で”ヌガイエ・ヌガイ”、神の家と呼ばれているが、
その近くに、干からびて凍りついた、一頭の豹の屍が横たわっている。
それほど高いところで、豹が何を求めていたのか、説明し得た者は一人もいない。
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上記の文を読んでくれた方、あなたはこの豹が何を求めていたと思いますか?もしくは……何を感じましたか?


とありました。
【キリマンジャロの雪】(著者:ヘミングウェイ)の一部分に関してだそうで。
不肖ワタクシ、ヘミングウェイの作品は一編も読んだことはございませんが。

上記の文だけ読んだかぎりの感想を一筆啓上。

今となっては屍骸となっている豹が、6000米を超える地にたどり着くことによって得たものは何か。

それは己れ以外の仲間、天敵からの開放。
そして、その他の生物すら殆ど存在しない世界。
即ち孤独。

エライ奴は高いところが好き、というけれど、
キリマンジャロ山頂は神の家と呼ばれているという。
この山頂に上り詰めることによって、
一匹の豹は、遥か天空から地上を見下ろす神の視点を得た。

おいらは、この豹を文字通りの「豹」とは考えずに、
やはり豹に比喩された人間と見た。

この豹は、地上の煩わしさから逃れようとしたのかもしれない。
一匹になれる場所を求めたのかもしれない。

もしくは、神の視点に憧れたのかもしれない。
「あの高い山から、下界を見下ろしてみたい」
その憧れが高まり、抑えきれなくなったのか。

おいらがぱっと想像したのがこの二点でした。


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2005.09.10 Sat松本清張 「昭和史発掘」

松本清張氏、というと推理小説で有名ですが、
私は以前から彼の歴史小説を読みたかったのです。

書店にある品も大概が推理小説だったので、
一度も氏の著作を買い求めないままでしたが、
バイト先で「昭和史発掘」を発見して、
大喜びで買ってしまいました(。-_-。)ぽっ 。

1978年に刊行された9巻にわたる文庫の新装版だそうで。
私は1巻、2巻をとりあえず買い、適当に好きなところから読んでいます。

日本史の中でも、どういう訳か「昭和史」というのは人気がないですね。どうも暗黒の、薄暗いイメージが付きまとっているせいでしょうか?
私は近代史が割りと好きなんですけれどね。

推理小説の大家らしく、
昭和史の謎に、膨大な資料を基に推理を挑んでいます。

「陸軍機密費問題」「芥川龍之介の死」「北原二等卒の直訴」
「佐分利公使の怪死」「潤一郎と春夫」などなど。

「北原二等卒の直訴」
はなんだか胸を打たれてしまったりしましたけれど。

そんじょそこらの大学教授の書いた歴史書を読むより、
よっぽど面白いし、勉強にもなると思いますが。
オススメです。


2005.07.21 Thu天切り松闇がたり

20050722011503


浅田次郎氏の著作で唯一読んでいるのが「天切り松」シリーズ。
第四巻「昭和侠盗」について。

痛快感、爽快感は一巻、二巻の方に軍配が上がりますが、
刑務所に姿を現した松蔵が「闇がたり」をはじめると、
その周りを囲む服役囚や刑務官と同じ気持ちになって、
どんな物語が始まるのか、期待に胸を弾ませて待ち焦がれてしまうのは同様です。

戦前の昭和というと、不景気、戦争に向かって突き進んでゆく「暗黒の時代」のイメージが強いでしょうけれど、
実際はそうでもなく、巴里、倫敦の風俗を取り入れて花開いた「大正浪漫」の気風が濃厚で、そこから更に「亜米利加文化」が若者に流行していた時代でありました。

こんな「アベック」が描かれています。

「キミのお化粧は、このごろクレヴァだね」
「デリケイトとおっしゃって。ナイト・アンド・デイに通用するメイキングは難しいのよ」


物語の主人公である目細の安一家は、身なり風体こそ巴里、倫敦っ子張りの洒落者ですが、その身のうちには筋の通った「義」や「人情」、古風な道徳が根付いており、それが非常に美しいのです

彼らは庶民の眼で、彼らの道徳観、美意識を通して真実を見抜く。
「世の中の空気なんてものは、政治家が企んでテレビや新聞が異議なしと言やァ、茶を沸かすより簡単にこしらえられるものさ」

主人公たちが「侠盗」ですから、しばしば彼らは「お上」や「軍人」や「強いもの」を批判し、彼らなりのやり方で一泡吹かせるわけですけれど、無闇やたらに攻撃しているわけではなくて、
例えば「昭和帝」は言葉すくなではありますが、心遣いの細やかな方、そして軍の驕りを見抜き、その暴挙に怒る知的な方として描かれています。

このシリーズを読むと思うのです。
現代が進歩しているなんてのは大嘘だと。

「ふうん、ひどい時代ね」
「ひでえひでえ、(中略)選挙権もねえ女はそもそも公民じゃねえってこったから、世の中が女にとって不都合に出来ていたのは当たりめえさ。だからこそ――(中略)

男は女をかばわにゃならなかった。よしんばてめえがひもじい思いをしても、女は食わせにゃならなかったんだ、道徳なんてもんじゃねえぞ。いわば契約ってやつさ」
 


確かに女に選挙権はなかった。だけれども、その代わり不文律としてその時代にあったやりかたで、男と女はうまくやっていたのでしょう。

私は現代の(特に履歴書だけはご立派な)女が思っているほど、昔から女は不幸ではなかったと思うし、虐げられてもいなかったと考えている人なんですけれどね。

このシリーズ、いいですよ~。
オススメです♪

2005.07.01 Fri妖しい本達

water_candleC_200.jpg


えー、お金がないないと言いながら、
本が溜まっております(;´Д`)

読みたい!と思った本はなるべくその場で買うようにしてるからなんですけども。
「躊躇って、気づいた時には『お取り寄せ』」
よくある話です。

「泥棒日記」
「ブレストの乱暴者」
共にジャン・ジュネ著。
私の好きな坂口安吾、石川淳両氏が彼の文学に共感をもっていたことが後書きに記されていたので、買ってみました。

「黒魔術の手帖」
著者は澁澤龍彦氏。
ちなみに前述の「ブレストの乱暴者」の訳者も澁澤氏です。

いつもいつも腹立つんですけども、
澁澤氏は戦前生まれですし、「泥棒日記」の訳者に至っては大正生まれです。どう考えても初版は旧字体、旧仮名遣いだったはずなのに、

どうして新字体、新仮名になってるんだ(#゚Д゚)ゴルァ!!

著者が新字体で書いた物を新字体で出版するのは仕方が無いですけど、
著者が旧字体で書いたものは旧字体で出版されるべきだと思うんですけどねぇ。

特に森鴎外とか、夏目漱石なんかは「言葉」や「文字」や「文体」に対して非常に神経を使っていました。

戦前には既に「新字体」「新仮名遣い」にしようかという論争があって、戦前の知識人達は(例えば芥川龍之介は)それに反対して、結局新字体推進は阻止されたのらしいです。

福田恒存さんなんかはあくまでも新字体、新仮名遣いに反対していた方ですぜ?
そういう方々の著作を(現代人の勝手な都合で)勝手に改めるのって、作品を冒涜する行為じゃないのかしらん?

現代人が不勉強で、或いは慣れてなくて新字体、新仮名遣いの本を出版する、その都合はわかります。
でも、なら同時並行で当時のままの形の本も出版されるべきです。

今まで見慣れていた雑誌でも、小説でも、旧字体、旧仮名に書き換えてみると、まるで別もののように感じるはずです。

「国家」「國家」/「声を発する」「聲を發する」

人間が視覚的に文字を見る以上、1つ1つの文字の相違で微妙にニュアンスの受け取り方が変わってくるのは当然ですよね。

―――書店で昭和中期以前の作品を手に取るたびに、贋作を摑まされているような思いがする、ちょっと神経質すぎるのかしらん?

2005.06.29 Wedブラウン神父の童心

今更って感じですが、
推理小説の王道ですね~。
アルセーヌ・ルパンものと、シャーロック・ホームズものは全部読破しているのですが、それ以外の外国の推理ものは
全然手をつけていませんでした。

外国人名を覚えるのが苦手なんです~。

・゚・(つД`)・゚・ ウワァァァン


なんだか最近年のせいか一冊の本をきちんと最初から最後まで読みきることができなくなってしまいました(汗
つまみ食い状態で読みかけの本がたくさんあったり・・・。

でも「ブラウン神父の童心」は平気でしたねぇ。
読書三昧をして飽く事がなかった時代を思い出しました、手を止めずに読みきりましたわ。

ちなみに私は「ルパン」より「ホームズ」派なんですけどもね。

「ブラウン神父」はイギリス人らしいヒューモアと風刺に富んだ会話やストーリーで、「ホームズ」ものに割りと近い味わいがありました。

それでいて、「ホームズ」ものよりも推理のしつこさがなくて
すっきり纏っていたように感じます。

ただ、キャラクター的にはホームズの方が好みですね。
理知と、合理的精神と、博識。
実験好き、ヴァイオリン、ボクシング、変装、麻薬。
大英帝国を象徴するような華々しさと、
倫敦の深い霧を思わせる憂鬱な一面。

ビアスの「悪魔の辞典」の愛読者であるワタクシ(。-_-。)ぽっ 風刺とか諧謔とかのエッセンスが大好きらしいです♪
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